【富士市】NGなオリジナル看板の特徴

オリジナル看板には興味を持ってもらい集客につなげる、という役割があります。しかし、必ずしもすべてのオリジナル看板が集客につなげる役割を果たしているわけではなく、せっかく設置しても集客につながらないオリジナル看板も存在します。

集客につながらないオリジナル看板とはどのような看板なのか、特徴を見てみましょう。

1.商品がわからない

おしゃれなオリジナル看板にありがちな失敗ですが、カフェなのか美容室なのかイタリアンなのかフレンチなのか、何のお店なのかがわからないオリジナル看板です。デザインそのものはステキで目をひくオリジナル看板でも、何のお店なのかがわからないと、見た人が不安になってしまいます。見た瞬間に何のお店なのかがわかることは、集客においてとても大切です。

2.見にくい・読みにくい

複数のオリジナル看板を設置する場合に起こる失敗ですが、看板ごとに違う情報を載せてしまうと統一感がなくバラバラな印象になってしまいます。また、何を伝えたいのかがよくわからない状態になり、行ってみたいという気持ちが薄れてしまうでしょう。複数の看板を設置する場合には、看板に載せる情報には統一感をもたせることがおすすめです。

3.設置場所がよくない

お店の存在を知ってもらうために、オリジナル看板は大きな力を発揮するケースがあります。ただし、せっかくのオリジナル看板も、設置する場所によっては気づいてもらいにくいものです。したがって、お店の存在をしっかり示すことができる場所が望ましいといえます。人通りの多い通り沿いにあるお店であれば、看板がわかりにくくてもあまり問題ないかもしれません。しかし、通りから奥に入った場所にある隠れ家的なお店だと、看板がなければ気づいてもらいにくいです。

【富士市】オリジナル看板の法律・許可

オリジナル看板は、お店などを宣伝するためのものなので、少しでもよい場所に設置したいと考えます。しかし、どこにでも設置できるというものではないのです。オリジナル看板の設置が法律で禁止されている場所もあるので、オリジナル看板の設置場所に関する法律について解説します。

1.屋外広告物条例

オリジナル看板を設置する際の、基本ともいえる条例です。一定の期間以上、継続して屋外に看板を設置するためには、自治体に屋外広告物許可申請をして許可を得ることが必要です。また、看板の設置をすることができる業者は、屋外広告業登録のある業者に限られています。

2.道路占用許可

敷地内でのオリジナル看板設置には許可は必要ありませんが、敷地外のオリジナル看板の設置や、道路にはみ出す場合には許可が必要です。道路占用許可申請を行い、許可がおりると占用料を支払ってオリジナル看板の設置ができます。

3.都市計画法

都市計画法がオリジナル看板の設置に影響するケースもあります。美観地区に定められた地域でオリジナル看板を設置する場合には、使用できるデザインや色などに制限がかかります。神社などの風致地区、城下町や宿場町などの伝統的建造物群保存地区には、オリジナル看板の設置が許可されません。

4.景観に関する条例

景観法や景観条例など、観光地の景観に関するオリジナル看板設置の規制もあります。京都が有名ですが、周囲との景観のバランスが崩れないよう、オリジナル看板は大きさやデザイン・色などが制限されています。

5.防火地域内の規制（建築基準法）

防火地域内にオリジナル看板を設置する場合の規制で、3メートル以上の大きさの看板やビルの屋上に設置する場合に該当します。設置する看板の主な素材が不燃材料、または不燃材料で覆われていなければ許可されません。

6.工作物確認（建築基準法）

4メートル以上の高さがあるオリジナル看板を設置するには、工作物確認申請を行わなければなりません。オリジナル看板の構造の審査なので、構造や基礎データに関する書類を提出します。

【富士市】オリジナル看板の定番の設置場所

オリジナル看板はデザインや色・大きさなども大切ですが、どこに設置するのかということがとても重要です。設置する場所によっては、せっかくの看板に気づいてもらえないこともあり、集客に効果をもたらさないという結果になりかねません。

オリジナル看板を設置する、定番の場所を見てみましょう。場所ごとにどのような効果があるのか、ぜひチェックしてみてください。

1.上部に設置する

定番中の定番という位置が、お店の上部です。お店の上部に設置するオリジナル看板を「ファーサイド看板」といい、通行量が多い場所だと多くの人の目にとまりやすいです。お店の存在を認識してもらいやすい設置場所といえます。目立つ場所なので、色やデザインをお店の外観やイメージに合わせること、雰囲気が伝わりやすいです。

2.敷地内に設置する

スタンド看板などは、敷地内に立てかけることで集客を目指します。観光地や商店街などの混雑する場所では、通りを行き交う人の視線が下に向きがちです。低い位置だと目立たないと思われるかもしれませんが、視線が低い場合には高い位置の看板よりも集客効果を発揮します。デザインは、おしゃれなオリジナル看板や、シンプルで信頼性が感じられるオリジナル看板など、業種に合わせることが大切です。

3.大きな通りに案内板として設置する

車の交通量が多い大きな通りに、案内板としてオリジナル看板を設置する方法があります。野立看板といい、お店の存在を知ってもらうという役割だけでなく、そのお店に向かう人への道案内にもなっています。車から見る看板なので、パッと見てすぐにわかるデザインであることが大切です。また、道がカーブしている場所ではドライバーに見てもらうことができないので、直線道路への設置が効果的といえます。

【富士市】オリジナル看板の意外な設置場所

看板を設置するのにおすすめの場所は、よくある定番の場所とは限りません。意外な場所に設置することで、高い効果が得られる場所もあります。オリジナル看板を設置する、意外な場所をご紹介します。

1.トイレの壁

居酒屋やファミリーレストランなど、トイレの壁にチラシが貼られているのを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。ホッと一息できる場所は、意外と宣伝効果がある場所だといわれています。トイレはひとりになって落ち着ける場所なので、チラシに限らずオリジナル看板のおすすめの設置場所のひとつです。

2.待合室の壁

病院や美容室などの待合室のように、お客様を待たせるスペースがある場合には、オリジナル看板のおすすめの設置場所です。時間を潰す場所なので、広告があればついつい見入ってしまう方も少なくありません。また、慣れない場所だと周りをキョロキョロと見回すこともあり、意外な効果を発揮する場所といえるでしょう。

上記が、オリジナル看板の意外な設置場所です。屋外での看板は、お店などの存在を知ってもらうためのもので、店内の看板は売り上げアップにつなげるものと考えてください。